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ニュース23発!龍一&桜井が反戦
スポーツニッポン 10月01日 06時11分


 TBS「ニュース23」の15周年企画で、坂本龍一(52)、「Mr.Children」
桜井和寿(34)らのコラボレーションが実現した。
坂本の曲「WAR AND PEACE」の日本語詩を、視聴者から募集して作成。
桜井や作家の吉本ばななさん(40)もフレーズを提供し、反戦歌が仕上がった。
4日放送の同番組で披露される。 
4日に15周年を迎える「ニュース23」は、10月から月曜日を「MONDAYプラス」と
して拡大放送。その第1弾となるのが「坂本龍一のWAR AND PEACE」だ。

今年2月に発売された坂本のアルバム「CHAMS」に収められた曲
「WAR AND PEACE」は、愁いを含んだメロディーに、戦争と平和
テーマにした英詩の朗読が乗った作品。一節ずつの朗読に、職業、人種、年齢も
さまざまな一般のニューヨーク市民が参加している。

戦争と平和」は「ニュース23」の筑紫哲也キャスター(69)が番組当初から
こだわってきたテーマで、坂本とは番組内の「地雷ゼロキャンペーン」などでも
共に活動。
筑紫キャスターと坂本が共鳴してこの曲の日本語版を視聴者から募る企画がスタート。
さらに、桜井らが賛同して番組発の反戦歌でのコラボレーションが実現した。


日本語詩には、視聴者からメールや手紙などで2305通の応募があった。
その中から、米中枢同時テロで夫を失った女性、太平洋戦争で義兄が戦死した
65歳の女性、14歳の中学生らのフレーズを採用。
桜井も「34歳・ミュージシャン」として「もっと誠実に もっと切実にピースサイン
刻んでけばよかった」などのフレーズを提供した。


4日の放送では、視聴者がそれぞれの詩を朗読したビデオを流しながら、
坂本、細野晴臣高橋幸宏の元YMOメンバーが同曲を生演奏。
“YMO編成”としてのテレビでの演奏は93年の再結成以来となる。