先日ある俳句を見つけて読んだ。これほど背中がぞーっとした事は
ないと言うくらい寒気を感じた。
「戦争が廊下の奥に立っていた」(渡辺白泉)
昭和15年に詠まれた句であるが、最近のものだとしても
なんらおかしくない。
ひたひたとうしろから忍び寄りいつのまにか
戦争が当たり前の日常になっている、そんなものなのかもしれない。
「イラク復興支援軍」の件だって、「群」という言葉が使われて
いつのまにか違和感なく「軍」を受容して行く。
いつのまにか多国籍軍に加わって違憲でもなんでもなく
当たり前のようになっているのかもしれない。