心、欠如

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ムーアのおことばw

早々にケリーは敗北宣言を出した。
まるですべてのことは予定調和の中に組み込まれていたかのように。
プログラミングされた未来。
脚本の出来たリアルな映画のような、一日中テレビに映し出される
選挙の映像。
選挙権も無い日本に一日中押し付けられる映像。



フシギな感覚だった。
まるで地震の日々のように、台風接近中のように、
一日映し出される選挙速報。



あれは一体なんなんだ。
殆どの局が特番を組んで。


そしてまるで我が事のように一喜一憂する国民(の虚像・もしくは
アナウンサー)。
変だ全く変だ。
滑稽ですらある。


すべてが予め作られた特番のような現実。



新潟の地震も虚像だったらいいのにとさえ思う。



インターネットでは知りたいことを瞬時に知ることが出来る。
今現在どこで地震が起こっているのか。
今どんなことが話題になっているのか。
知りたいエンターテインメント情報。
スポーツの速報。
エトセトラエトセトラ




首切り映像ですら、手に入れることが出来るという。




いつから人間はそんな風に堕落してしまったのだ。
殆どの人間はそうじゃないかもしれないが、沢山の人間が
見たのは間違いない。
垂れ流しの映像を見てしまったのは分別のつく(筈の)大人だけではない、
ネットの海に徘徊する子供たちも見ているはずだ。

虚構と現実に両足をそれぞれに掛けて、二つとも手に入れたような
幻想を抱きながら
いろいろなものを大事な心を失っていくのかもしれない。



いろいろなタブーにどんどんハードルは低くなって、何でもあり、
になっていく。



自分はそうじゃない、と言う事はできない。



気持ち悪い。
何かいろいろなものが有耶無耶で。