悲しい

先日、子供2号の通う幼稚園の4歳のお子さんが
交通事故で亡くなった。

以来幼稚園は表面上は明るく楽しげにしながらも
どこか前とは違う悲しい雰囲気が漂っている。
私も悲しい。
集まれば、悲しいよねえという話になる。
園長先生が朝の会で「○○くんの冥福を祈って手を合わせましょう」
といってみんなに手を合わさせたら、キリスト教徒の親が怒鳴り込んだ
とか「そんな時くらいいいじゃん!!」って怒ったり、亡くなったあとの
連絡網が混乱を極めた、とか、副園長がそれ以来全然眠られないとか。

今まで園児の親が亡くなったという経験はあったけど、
こんなことは初めてで、誰もが対応というか感情の処理にに苦慮している
感じだ。

亡くなったお子さんのご両親の気持ち。
どうしてそんな悲運が。
取り返しがつかない。
何度祈っても時間が巻き戻ればと思っても
命はもう戻ってこない。

うちの子の担任の先生は去年そのお子さんの担任だった。
悲しみがどうしても癒えなくて、なんとかなんとかやっとの
事で精神状態を保ちながら、クラスを見て下さっているよう。
誰かが先生を気遣って、「先生大丈夫ですか?」なんて
聞こうものなら、涙があふれ出てきてしまうそうだ。
クラスの個人面談も、一ヶ月先に延期になった。

いつも一緒にいてかわいがって、抱っこしたりおしゃべりしたり
感動したり叱ったり、毎日毎日を共有して、思い出が一杯だから。

先生の気持ちを思うとこちらも涙が止まらなくなる。

亡くなったお子さんが天国でニコニコ笑っていられますように。
たくさんの人々の悲しみが時とともに癒されますように。